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2026年は私のゴスの年になると思う


2026.01.03

年末年始に「嵐が丘」を読了した。登場人物はみんなクレイジーで最悪、ぜんぜん感情移入できない! 読みにくいし長いけど、なぜかすごく好きな小説になった。

ヒースクリフの痛々しいまでの蠢く復讐心と、キャシーの気象の荒さ、ハワースの乾いた自然、イギリス特有の皮肉なユーモア。いやー、これが「ゴス」の核心だな…というゴスの本当の美学を感じた。

「彼らはこういった行動をしたから、こうなるだろう」といった因果関係の予想を堂々と裏切ってくるようなストーリー。綺麗にまとまってなくてカオスで神話的。あれをあの時代に書いた作者のエミリーブロンテすごすぎる。タイムマシーンがあったら彼女と話してみたい。

彼女は内向的な人で社交的でもなく結婚もせず、地元のハワースからほとんど出なかった人らしい。そんな彼女があの壮大なストーリーを良く描けたなと思った。いや、だからこそ彼女は描けたのかもしれない。

ただ正直、ケイトブッシュの同名の曲がなかったら、ここまでこの物語を好きにはならなかったかもしれない。そのくらい、あの曲はこの小説の世界観をたった4分の曲でよく表現している。たぶん彼女は「共感覚」が本当に鋭いのだろう。

2026年に公開される2時間くらいの新しい嵐が丘の映画よりも、彼女の4分間の曲の方がずっと素敵なのは観なくても分かってしまう。

ということで、私はこの「嵐が丘」にかなり魅了され、以前から興味を持っていた「ゴス」もっと本格的にハマっていっている。ブロンテ姉妹の小説やメアリーシェリーの小説もこれから読む予定だし、Siouxsie and the bansheesやThe Cure, Joy Divisionなどのゴスの曲も最近よく聞いている。(ここで誤解されたくないのは、彼らのことは高校のときからずっと好きだったということ!)

こうして違う美学に興味が向いてきたので、2026年は買う洋服も、ゴス系のレパートリーが増えていくと思う。ただ、今わたしが体現している「平成系」とか「ガーリー」「かわいい」といった美学ももちろん大好きだから、変わらず自分のスタイルとして持つよ。

考えたのは、私のアイコンTommy FeburaryとTommy Heavenly。彼女は可愛くてポップな側面と、ダークな側面、2つを体現していた。だから私も一つの美学にカテゴライズせずに、いろいろ挑戦してみようと思う。